幼い時の小さな挫折が今を作っている?かもしれない話
みなさん、こんにちは。
東所沢のEnglish Studio QUILT/英語スタジオ・キルトのマネージャー・Mioです。
今日は6月の最終火曜日!”Time flies” とはよく言ったものですね。
でも過ぎてしまった時間は戻ってきませんので、少しでも前向き物事を実行していきたいです!
(自分に言い聞かせている)
私の執筆担当回も3回目になりましたが、昨日のYuriのブログを読んで、
自分の紹介をろくにしていなかったことに気が付きました。
というわけで、
Let me introduce myself.
(キルトでプレゼンテーションを学んでいるみんなにはおなじみのフレーズですね!)
今思い返せば私は、ごくごくふつうの子どもだったと思います。
初めて自分から、「○○をやりたい!!」と思ったのは、小学校6年生のときでした。
それはピアノの発表会でショパンの「子犬のワルツ」を弾くことになったときです。
それまで、とくに熱心にピアノを練習していたわけでもなかったですが、
はじめてショパンの曲を弾けることになり、嬉しくてたくさん練習しました。
その話を、音楽に詳しい叔父にしたところ
テレビで放送された、ピアノリサイタルの録画(VHSですよ!みなさん!)をくれました。
「ショパンの曲をやっているから見てみたら?」
そんな軽い感じだったと思います。
見てみると、ウズベキスタン人のピアニストAlexei Sultanovが
ショパンやラフマニノフの、子どもの私には到底引けないような難曲を
いとも軽々と、素晴らしい技術と幅のある音色で演奏していました。
感化されやすかった私は(笑)、
「ピアノにこんなにたくさん知らない曲があるんだ!
もっとピアノを勉強したい!ピアニストになってみたい!」
と思い、親にこう伝えました。(いきなりピアニストかーい!というツッコミはさておき)
「音楽中学に行きたい」
と……。
もちろん、答えは「だめ」でした。
「だめ」というより、様々な面で「できない」という事だったのですが。
子どもだった私は、音楽の専門教育を受けるために必要な環境--グランドピアノ(アップライトピアノでは不十分)が置け、時間を気にせず練習できる防音の部屋がある--や、高額なレッスン料、授業料にどのくらいのコストがかかるか知りませんでしたし、 中学校から音楽大学の付属校に進むような同じ世代の子どもたちが、小さなころからどれだけの練習をし、達者に演奏することができるかも、知るはずがありませんでした。そして何より、私がビデオで見たような舞台上で演奏することができ、多数の聴衆を魅了することができるようになれる人はほんの一握りである、ということも。
やっと見つけることができた小さな夢。
でもそれが、自分の力や努力ではどうにも獲得できない。
挑戦することすらできないことがあるんだと初めて知った出来事でした。
そこから「音楽は趣味として楽しむ」と、自分の中でなんとか折り合いをつけながら
勉強で認められよう、という方向性に切り替わりました。
勉強なら、自分が頑張った分だけ結果が出る。点数や偏差値で、努力が測れる。
そんなふうに思っていました。でもまあ、Yuriがいうとおり「上には上がいる」んです、果てしなく。。。
(念のため追記しておくと、私の家族は可能範囲で最大限に私にピアノを習わせてくれたし、勉強もさせれくれました。これはこれで、とても恵まれていたと思うし、感謝してもしきれないのです。
これもいつかどこかで書ければと思っていますが、勉強すること=いつかの自分の可能性を広げること、だと思っています。だからこそ、学びたいひとが学ぶ機会を失うことのない世の中であってほしいと思っているのですが…)
そして大学では「社会学」という学問を専攻することになり、
大学院まで進むことになりました。そして退学して10年ほどたつ今、勉強を再開しています。 今思えばここでこの学問を選ぶことにつながる私の原初体験は、この小さな挫折にあったのではないか、と思っています。
なぜか?
それは、また別の機会に書いてみたいと思います。
That’s it for today !
Have a good time at the rest of June. Bye!
Mio
おまけ:高校時代、ピアノを弾く私
いつも楽しみにしてます^_^
自己開示しているブログはいいですね。
上から目線でないですものね。
Self disclosureは大切だとつくづく思いました。
コメントありがとうございます!
少しでも楽しんでいただけたら何よりです。
そうですね。キルトの目指すところでもありますが、なにかを教える/教わるというときに上下関係でまるめこんでしまわないためにも、自分がどんな人間なのか、開示していくことは大事なことかもしれません。
よりよくしていくために少しずつ、頑張ります!