ざわざわ英語 in 日本のドラマ「声が聞けて嬉しいよ」
Good evening, everyone
English Studio QUILT/英語スタジオ・キルトのYuriです。
ご無沙汰しちゃってました
本日はさくっと!先日私が感じた違和感のある英語を皆さんにシェアします!
この間、深夜にテレビをつけていたら、ドラマが放送されてたんですね
特に普段から見てるとかではなくて、たまたま流れてたそのドラマ
(後から調べたら『地獄のガールフレンド』というドラマだった)
そのドラマのあるシーンで、男の人が(「冴えない男性」という設定)英語喋れる!っていうシーンなんだけど
電話で、旧友と話しているシーン
旧友の名は ”Tommy” だから男性。
久しぶりに話すとのことで
Tommy! I’m glad to hear your voice!
と言っているのだ。
日本語にすると「トミー!(久しぶりに)声が聞けて嬉しいよ!」
とのこと。何の違和感も、一見無さそうなんですが。。。
ざわざわ・・・
ざわざわざわざわ、ぞくぞく
と、妙な胸騒ぎが止まらないのです。。
これって、あきらかに「久しぶりに声が聞けて嬉しいです」
という日本語を英語にしちゃったんだなあ~と。
多分、この台本書いた人?もしくは助言したであろう専門家?はおそらく英語を表面的にしか理解していないのだろうと、推測できる
ネットで調べると ”I’m glad to hear your voice.” は、普通に英語フレーズとして出てくるのだが、
だがしかし!なのだよ。
これ、男友達同士で言ってたら、ものすーーーーごい違和感。。
ドキドキしちゃう。。。
これ、英語講師仲間にも聞いてみました
(私だけの感覚でなくて、ネイティブはどうなのか?一応チェックしないとね!)
オーストラリアのティーンエイジャー女子に聞いてくださった方がいて(その方の娘さん)
「男同士では言わない」とな。やはり。
ま、例外的に「おじいちゃんと孫」とか「おじさんと甥」とかなら言ってても不自然じゃないけどね
ということ。
つまり、とても「あまーーい」文なのですよ
男友達の間柄ではすごーーーく不自然なのです。はい。
(もし二人が恋人同士、または元恋人同士とかなら、納得)
だから常日頃から、日本語をそのまま英語にしちゃいけない!って言ってるんだから!
これ、日本で英語教えてる人でも、この違和感持たない方も、一定数いるのではないかな?
さあ、では、ここではなんと言えばよかったのか??
私ならこう言います。
I’m glad to talk to you!
話せて嬉しいよ=声が聞けて嬉しいよ
です!
電話を切るときは
I was glad talking to you!
話せてうれしかったよ=声が聞けて嬉しかったよ
glad は happy にしても、
I’m glad でなくて、 It’s niceにしても
とにかく ”your voice” は無いなあ。
私だったら友達同士でも使わない。。。
まあ、とてもスウィートな方なら使っても良しですが、talk to you /talk with you が無難です
まとめると
【今日のフレーズ】
I’m glad to talk to you.
It’s nice to talk with you again.
I was glad talking with you.
It was nice talking to you.
適宜変えたりして使ってね!
もしまた、ざわざわ英語を見つけたら、みなさまに報告します!
これって「ざわざわ英語」?かな?というみなさまからの通報もお待ちしていマス!
それでは!see you soon!
Yuri